DeNA無念…今度は雨に泣く ラミレス監督「天気と論議はできない」

 「セCSファイナルS・第1戦、広島3-0DeNA」(18日、マツダスタジアム)

 “雨らめし”かったに違いない。大事な初戦は降雨コールド負け。DeNAのアレックス・ラミレス監督は「天気はコントロールできるものではない。天気と論議はできない。仕方ないこと」と自分に言い聞かせるように語った。

 雨が降り注ぐ中で行われた決戦。広島に3点を先制された五回終了後、36分間の中断の末にコールドゲームが宣告された。指揮官は「(審判からは)『再開しようと努力はしているんですけど、雨がやみそうもないのでゲームを終了します』という話でした」と理解を示した。

 雨に笑い、雨に泣いた。阪神とのCSファーストS第2戦では雨が降り、グラウンドがぬかるむ悪条件の中、打線がCS史上最多の21安打、セCS最多の13得点と爆発して圧勝。勢いに乗って第3戦も制し、シーズン3位チームとしてはセ・リーグ初となる2年連続ファイナルS進出を決めていた。

 「点を取れなかったことが全て」と嘆いたラミレス監督。シーズン1位チームに与えられるアドバンテージを含めて0勝2敗。下克上に向けて早くもピンチを迎えたが「しっかり準備して、ベストを尽くして勝ちにいくだけ」と強気に前を向いた。

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