楽天・高梨、日本ラストの大谷斬りでCSに自信「大きな経験値になった」
「楽天1-3日本ハム」(9日、Koboパーク宮城)
日本ハム・大谷の日本ラスト打席での対戦となったのは、楽天のルーキー高梨だった。
七回1死満塁から2番手でマウンドに上がり、石井一に適時打を許したが、なおも2死満塁、打席に迎えたのは背番号11。フルカウントからこん身のスライダーを投じ、見逃し三振を奪い、「腰を引いてくれるいい角度で入ってくれた。(カウント)3-2からで勝負するしかないので、腕は思い切り振れました」と会心の表情で振り返った。
「大谷君というすごい選手の日本での最後の打席で、最後の投手として投げられた。この巡り合わせに、すごく幸運というか素直にうれしく思う」
CSでは、貴重な左の中継ぎとしてフル回転が期待される高梨。大谷斬りに「自分としてはすごく大きな経験値になった。CSでもこれを糧として抑えたい」と、意気込みを新たにしていた。