西武・源田 ミスター超え154安打 自慢の快足で2位に導く
「西武10-3楽天」(3日、メットライフドーム)
鮮やかに左中間を切り裂き“レジェンド超え”を成し遂げた。4点リードの八回2死二塁。西武・源田が菅原の変化球を捉えた。自慢の快足を飛ばした適時三塁打は、今季154本目の安打だ。
新人のシーズン安打数で1958年、長嶋茂雄(巨人)の153安打を上回り歴代単独3位に浮上。「長嶋さんを抜けたのはすごくうれしい」。リーグトップの9本目となった三塁打にうなずいた。
名前を刻み続ける。球団の新人では81年の石毛以来となる遊撃での開幕スタメン出場を果たし、全試合フルイニング出場を継続中。さらに53年の豊田(西鉄)と石毛が持っていた25盗塁の球団新人記録、同じく石毛の球団新人最多127安打も更新した。
「すごくいい経験をさせてもらっている。これを『よかった』で終わらせないように、生かしていけるように」。西武の未来を担う頼れるルーキーは、節目の安打を打った日もしっかり前を見据えた。