清宮誓った「東京五輪」で世界一に 大学でもプロでも「出られる」

 野球のU-18W杯(カナダ・サンダーベイ)で3位となった高校日本代表が12日、羽田空港着の航空機で帰国した。主将の清宮幸太郎内野手(3年)は、2大会連続で優勝を逃した悔しさを吐露。侍ジャパンのトップチーム入りと、20年東京五輪も含めた世界一奪取を目指すと誓った。

 2度も味わった悔しさを無駄はしない。清宮の視線は次に目指す場所に向いた。「野球を続けるからには、最終的にはトップチームの侍ジャパンに入りたい。届かなかった世界一を取り返したい」。近い将来、また日の丸を背負って戦う自分を思い描いた。

 今大会は全9試合に4番で出場。2本塁打を含む32打数7安打、6打点の成績を残しても、優勝は逃した。決勝進出をかけた韓国戦は無安打。木製バットへの対応も含め、世界との差を再認識したことで、代表への思いもさらに強まった。

 20年東京五輪も目標になる。「大学に行ってもプロに行っても、五輪には出られる。そこを目指したい」と宣言した。もちろん「今のままじゃ力不足」という現状は承知の上。「力をつけて頑張りたい」と続けた。

 W杯の閉会式では、米国の主将・シャニと交流。「米国に絶対来いよ!メジャーで会おう」と言って打撃用手袋をプレゼントしてくれた来年のMLBドラフト候補の姿に、「自分ももっとパワーアップしなきゃいけない」と誓った。

 プロ有力の進路については、あらためて「まだ決めていない」とした上で、大学、プロの双方に魅力を感じているかを問われ「もちろんです」と即答した清宮。新たな場所で、また世界一を目指す日々が始まる。

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