西武・多和田 2戦連続完封 三塁踏ませず!121球無四球

 「日本ハム0-3西武」(19日、札幌ドーム)

 最後は決め球で締めた。3点リードの九回2死一、二塁。一発同点の場面で、西武・多和田はスライダーで中田を遊飛に打ち取った。「最初から打者と勝負ができた。自分の完封よりチームの勝利が大事だった」。121球、被安打5で三塁を踏ませず、プロ2年目で初、球団では2008年の帆足以来の2戦連続完封を無四球で達成。自身5連勝だ。

 辻監督は「九回に入る前『代わるか?』と聞いたらニコッとしていた。こっちは代えるつもりはなかったけど」と目を細める。苦しい投球が続いた開幕直後から二人三脚で下半身強化に取り組んだ土肥投手コーチは「真っすぐがうなりを上げて噴き上がるような軌道だった」と目を見張る。

 多和田の真っすぐの最速は148キロ。「最初はスライダーが引っかかった」というが、途中でリリースポイントを変えて修正した。七回1死二塁のピンチでは、中田をフォークで空振り三振、レアードをスライダーで内野ゴロに仕留めた。

 3戦連続完封なら1992年の郭泰源以来の球団タイ記録。「自分の投球をすれば結果はついてくる」。勝負の夏場に安定感を見せる背番号18。2位楽天とのゲーム差も1・5と接近。菊池に次ぐローテの軸の風格が出てきた。

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