ロッテ・伊東監督、選手に辞意伝える「自分のために頑張ってくれ」
今季限りでの辞任を表明したロッテ・伊東勤監督(54)が15日、札幌ドームで行った全体練習前のミーティングで選手に直接辞意を伝えた。残り41試合で「恩返しとか感謝の気持ちはいらない。先を見て自分のために頑張ってくれと話した」と明かした。
感傷的にならず将来を見据えてスキルを高めろ-。そんな指揮官の思いにプレーで応える。主将の鈴木は「野球人として多くのことを勉強した。監督に5年間教わったことを残りの試合で全部出したい」と力を込めた。
伊東監督は昨季までの選手、監督を通じた30年のキャリアで最下位を経験したことがない。5位の日本ハムとは1・5ゲーム差。16日からの直接対決2連戦に連勝して5月2日以来の5位浮上を果たせるか。