ソフトバンク、通算1000勝奪首 両リーグ最速の70勝! 打線改造が奏功

 「ソフトバンク5-3オリックス」(15日、ヤフオクドーム)

 2005年に産声を上げたソフトバンク通算1000勝のお立ち台。ホークス一筋14年目の31歳は、いたずらっぽく笑った。「ヒーローが僕でいいのかな、とすごく思っています」。今季最多の1試合3打点。明石が一夜での首位奪回にチームを導いた。

 紛れもないヒーローだった。二回に金子から先制の2点三塁打。内角低めに食い込む変化球を巧みに腕をたたんで右中間に運んだ。「何回もチャンスがある投手じゃないのでよかった」。八回の適時打は、近藤の外角球にバットを投げ出すようにして中前に運んだ。

 ダイエー最終年となった04年にドラフト4位で入団。ソフトバンク1年目からずっと在籍している選手は他に城所だけだ。「(立場は)安泰じゃない。若手にまだ抜かれないぞ、という気持ちで成長できたと思う」とプロ生活を振り返る。

 この日は上林と入れ替わる形で、打順が1番から7番に下がった。上林の金子に対する相性の良さを考慮した首脳陣の判断だったが、結果を出したのは明石だった。工藤監督も「いいところで明石君が決めて、追加点も取れた」と称えた。

 両リーグ最速で70勝に到達。柳田やデスパイネらの主軸だけでなく、明石ら脇を固める選手の働きも大きい。「ここからの試合が大事なので、(勝利を)積み重ねていきたい」。ホークス一筋で支えてきたベテランの存在は心強い限りだ。

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