日本ハム・栗山監督 「フォーム固まるまで」大谷の「登板日」決めない

 日本ハム・栗山英樹監督(56)は、7月12日の今季初登板以来、実戦から遠ざかっている大谷翔平投手(23)の投手復帰時期について、期限を設けずフォームが固まるまで登板させない方針を15日、明かした。

 今季公式戦はあと41試合となったが、焦らせずじっくり調整させる。16日のロッテ戦(札幌ドーム)へ向けた移動前、大阪空港で「投げる形ができていないなら投げさせない。今は下地をつくらないといけないし、こっちが期限を設定することじゃない。無理やりどこかに合わせることはしない」と話した。

 現在はブルペンで変化球の精度も上がってきたという。だが、4月に発症した左太もも裏肉離れの影響もあり、出力を最大限に上げて投球できる段階には至っていない。

 栗山監督は「今しかできないこともある」とも話す。将来的に挑戦するであろう米大リーグで成功するには、23歳のこの時期に投手としての完成度を高める努力が必要。結果的に残り2カ月を切った今季の登板機会は1、2試合で終わる可能性もありそうだ。

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