オリックス・平野、29日ぶり20S 昇格即九回マウンドへ
「オリックス4-2西武」(10日、京セラドーム大阪)
帰って来た守護神が、威光を取り戻した。2点を勝ち越した直後の九回、オリックス・平野が締めくくった。
「帰ってきたんだから最後と決めていた」と福良監督。この日出場選手登録されたばかりの平野は、八回に同点弾を打たれた2年目・近藤のプロ初勝利の権利をしっかり守ってみせた。
出場選手登録を抹消されたのが7月22日。その前日はサヨナラ負け。球宴明けの後半戦早々、抑え失敗が続き、平野は2軍調整を直訴した。
久々の1軍マウンドで、1回1安打無失点。「早く上がってきてくれと言われていた。迷惑を掛けていたので、しっかりこれから頑張らないと」と平野。29日ぶりのセーブで2年連続4度目の20セーブに到達し、通算150セーブにあと3と迫った。