「ロッテ５－６ソフトバンク」（１０日、ＺＯＺＯマリンスタジアム）

　ソフトバンク・柳田が特大の一発で連勝に貢献した。初回１死一、二塁、２ボール２ストライクから「ゴロで併殺打にならないように、しっかりスイングすることだけ考えた」とロッテ・唐川のカットボールを捉え、バックスクリーン上部に推定飛距離１４０メートルの特大２７号３ラン。６試合ぶりの一発でチームを勢いづけた。

　ヒーローインタビューに登場した柳田は「（本塁打は）手応えがすごく良かった。打席でいいスイングをすることを意識している。接戦で苦しい試合だったが、チーム一丸でいい試合をできた」と語った。そして最後に「暑い季節が続きますが熱中症に注意して応援してください」と呼び掛け、千葉に詰め掛けたタカ党を沸かせた。

　先発の東浜は七回途中まで５失点と苦しんだが、救援陣の助けも借りてリーグ単独トップの今季１２勝目をマーク。チームも２カードぶりに勝ち越した。白星で締めくくった１０試合の長期遠征は６勝４敗。真夏の正念場で着実に貯金を積み上げた。