星野仙一氏、岩瀬の偉業に「無事これ名馬、凄いにつきる」ドラフト時の逸話も明かす
楽天・星野仙一球団副会長が6日、かつて中日監督時代に指揮した岩瀬仁紀投手のプロ野球新記録となる950試合登板を祝福し、次のようにコメントした。
星野副会長「あいつだけ怒ったことがない。
思い起こせば、ドラフト時は2位での逆指名をみんな反対していた。当然ドラフト1位、2位では先発投手の指名を考えるだろう。先発投手としての評価は高くなかった。ただ俺は、左投手だし、リリーフでの起用を考えていた。
初登板の広島戦では金本に打たれた。それでも山田投手コーチを呼んで、『明日もチャンスがあったら使うぞ!』と言った。その後も起用を続けて、それからは順調だった。
試合をひっくり返された印象がないし、どこか痛いの痒いのを聞いたことがない。
あいつはバッティングも良かったな。打順が回ってきても代打を出さなかった。
とにかく『無事これ名馬』、体が強かったよな。先発にしようか迷ったこともあったが、このままリリーフでいこうと決めた。それでここまで来たんだな。凄いにつきる」