楽天・オコエ 今季初タイムリー「活躍できればこの上ない喜び」
「楽天8-5ロッテ」(5日、Koboパーク宮城)
楽天の勝利を確実に手繰り寄せたのは、オコエだった。1点差に迫られた八回、1死二、三塁。代わったばかりの松永のスライダーを捉え、左前にはじき返した。今季初タイムリーでリードを広げた。
「やっぱり活躍できればこの上ない喜び。やっていて楽しいし、いい緊張感もある」
今春キャンプ初日に、右手薬指の剥離骨折が判明し手術。開幕を2軍で迎え、昇格するまで4カ月以上を要した。「今年は結果を残さないと上げてもらえないと思っていた」とオコエ。自らの立場を理解し、地道にチャンスをうかがっていた。
梨田監督は「まだまだやることはたくさんありますよ」とあえて手放しでは褒めなかった。だが、V争いに向け重要なピースとなる可能性を秘めている。