「阪神３－０ヤクルト」（４日、京セラドーム大阪）

　ヤクルトは守備の乱れが響いた。０－０で迎えた五回無死一塁。鳥谷の中前に落ちる当たりを中堅・山崎が全力で追いかけたものの「冷静な判断ができなかった」とまさかの後逸。さらに左翼・バレンティンが三塁に悪送球し、一走が一気に生還。わずか１安打で先制点を献上する痛恨の決勝点となった。

　７回３失点（自責点２）と先発の役割を果たしたものの、９敗目を喫したブキャナンは「１つのミスが致命傷になった。調子も、感じも悪くなかったけど…」と五回の先制の場面を悔やんだ。

　真中監督は「山崎は（球が）弾む球場だけど、なんとか止めないと。（バレンティンは）間に合わないから投げてはダメ」と厳しい表情。借金は今季最多タイの２８に逆戻りした。