市西宮・山本、センバツ王者に好投 7回3安打3失点
「高校野球・練習試合、大阪桐蔭3-0市西宮」(22日、大阪シティ信金スタジアム)
兵庫県内有数の進学校、市西宮の最速147キロ右腕・山本拓実投手(3年)が22日、今春のセンバツ王者・大阪桐蔭との練習試合で7回3安打3失点(自責点は2)の好投を見せた。
プロ注目の右腕が自信を深めた。「夏を投げ抜くという意味で今日の試合は大きかった」。序盤は制球に苦しんだが、四回以降の4回で5三振を奪った。
直球で何度も空振りを奪うなど、レギュラーが並んだ大阪桐蔭に力負けしなかった。大阪桐蔭・西谷浩一監督(47)が「(新チームから)3安打はないと思う。大阪にはなかなかいないレベル」と絶賛する内容だった。
今後の結果次第でプロ志望届を出す可能性もあるという。山本は夢の実現へ向けて、1964年春以来の甲子園出場を目指す。