ソフトバンク史上初交流戦“3連覇” 丸封じの7投手継投!総力戦で直接対決制した

 「交流戦、広島4-7ソフトバンク」(18日、マツダスタジアム)

 ソフトバンクが広島に7-4で勝ち、12勝6敗で3年連続7度目の最高勝率チームに決まった。広島と勝率で並んだが、直接対決で2勝1敗と勝ち越したために交流戦1位となった。賞金500万円が贈られる。

 過去2年の交流戦とは違った形で強さを見せつけた。投打に故障者が続出しながら終わってみれば“定位置”の1位。7投手を繰り出す総力戦の末、就任1年目から3年連続最高最率を達成した工藤監督は「故障もあり苦しかったが、選手が一試合一試合を大事に戦ってくれた」と称えた。

 積極的に動いた18試合を象徴するような最終戦になった。広島の得点源は15、16日で計4本塁打の丸。大量失点を防ぐため「何とか左(投手)を当てて」と細かい継投で1安打に封じた。一方で自軍の打線は「足を生かしたい」と1番・福田、7番・高田をそれぞれ交流戦初の先発起用。4年ぶりに4番に据えた松田も含め、3選手とも打点を挙げる活躍だった。

 和田、武田に加え千賀まで離脱した投手陣をカバーしたのは、いずれも交流戦中にプロ初勝利を挙げた石川、松本裕、岡本であり、バッテリーを組んだ甲斐だ。内川、デスパイネが抜けた打線には最終戦で2安打した上林もいる。いずれ主力は戻るが、若手にチャンスを与えてチームを活性化させた工藤監督は「競争が激しくなるのもうちのいいところ」と底上げの手応えを口にした。

 リーグ戦の順位は交流戦前と同じ2位。それでも首位楽天とのゲーム差は3・5から1・5に縮まった。23日再開のリーグ戦ではまず3位の西武と対戦する。「これから4日間時間がある。しっかり休んで戦っていきたい」。交流戦を制した工藤監督は、この先にある真の頂点を見据えた。

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