惜敗にもサバサバ ソフトバンク・工藤監督、前向き 3連覇かけ決戦へ 

 「交流戦、広島3-2ソフトバンク」(17日、マツダスタジアム)

 1点差の最終回。2死二、三塁と一打逆転の好機でソフトバンク・今宮の放った三遊間寄りの三ゴロは、マツダスタジアムの大歓声に跳ね返されるように間一髪でアウトとなった。1点及ばずの惜敗。西武、阪神も敗れたことで、勝てば史上初の3年連続交流戦最高勝率が決まっていたが、その行方は18日の「頂上決戦」へと持ち越された。

 「今日は負けたけど、いいゲームだったし、いいものも見せてもらった。これをまた明日(18日)出せるように頑張ります」

 3年連続“V”を前に足踏み。しかし、松本裕が好投し、最終回に打線も粘りを見せての惜敗に工藤監督は努めて前を向いた。

 2点あったリードを追いつかれて迎えた同点の八回。ここまで抜群の安定感でチームを支えてきた岩崎が、先頭の丸に初球の152キロ直球を完璧に捉えられ、左中間席にたたき込まれた。

 セットアッパーが被弾しての痛い一敗にはなったが、18日に勝てば3年連続の交流戦最高勝率は決まる。今日こそ“12球団最強”を証明する。

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