「交流戦、ＤｅＮＡ１４－５オリックス」（１７日、横浜スタジアム）

　“愛弟子”の一発がＤｅＮＡ・ラミレス監督の通算１００勝目に花を添えた。六回、１点差に迫りなお１死満塁。前夜決勝３ランを放った戸柱が、今度は右翼席へ決勝の満塁弾をたたき込んだ。

　チームは今季最多１４得点で、今季初の４連勝。ラミレス監督は「ベリーハッピー」と喜び、積み重ねた勝利の中で「たくさん思い出深い試合はあるが、この２試合は印象的」と語った。

　この２試合、試合を決めたのは新人の昨季から起用し続けた戸柱。この日は嶺井がスタメン予定も、前夜の活躍で「勢いのまま使った方がいい」と左腕・松葉に対しても戸柱の起用に踏み切った。

　その思いに応え「去年はミスをしても起用してもらった。大事な試合に貢献できて一生忘れない試合になった」と戸柱。絆が生んだ１勝で、３年ぶりの交流戦勝率５割以上を決めた。