ヤクルトが則本攻略!雄平、泥くさくV打「ただの1勝ではない感じ」
「交流戦、ヤクルト6-2楽天」(15日、神宮球場)
三振の数で勝敗は決しない。その思いが難敵攻略につながった。同点の六回2死満塁で打席にはヤクルトの4番・雄平外野手(32)。楽天・則本のフォークに「うまく体が反応した」という一打は、右中間へ運ぶ勝ち越しの2点二塁打となった。
8試合連続2桁奪三振中の右腕が相手。それでも試合前の円陣で坂口が「記録を更新されても勝てばいい」と声を張り上げた。雄平も「泥くさく行こうと思った。三振は僕らの記録ではない。勝てばいいんです」と話す。
真中監督は「なかなか点数は取れないので動いた」と、1点を追う五回1死三塁でスクイズを敢行。早い仕掛けで相手を揺さぶっての6得点。奪われた三振も8個で記録を止めた。「ただの1勝ではない感じがする」と雄平。不振の燕が、意地で勝利をつかんだ。