ヤクルト・由規、交流戦6年ぶり星 7回1失点で2勝目

 「交流戦、ヤクルト3-2楽天」(14日、神宮球場)

 白球に込めた気迫が、最後の1本を許さない。今季初となる本拠地・神宮のマウンドに上がったヤクルト・由規。「勝手に気持ちが入っていた」と走者を背負いながらも7回1失点。交流戦では11年以来、6年ぶり勝利を手にした。

 完璧な投球とは言えない。1点リードの二回には2四球が絡み1死二、三塁とするなど、数えた四球は6個。それでも伊藤投手コーチの「四球は何個出してもゼロに抑えれば問題ない。腕を振っていけ」というゲキに「開き直れた」と幾度も訪れた危機をしのぐ。

 スライダー、フォークに加え「真っすぐにスピード差をつけた」と直球にも緩急を使った投球が強力な楽天打線相手に粘りを生んだ。ただ、由規が真骨頂を見せたのは七回だ。

 リードが2点に広がると「ギアを上げた。気持ちを前面に出してボールに乗せた」と、この日最速の152キロを記録する力の投球で三者凡退に斬った。今季2勝目も再び登録抹消となり、登板間隔を空ける。だが「投げる試合は全部勝ちます」という力強い言葉は、低迷するチームの光となった。

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