佑、623日ぶり勝利に「長かったなあ」 六回途中1失点 

 「交流戦、日本ハム6-1DeNA」(31日、札幌ドーム)

 長かった分だけ、喜びも格別だ。先発で5回0/3を5安打1失点に抑えた日本ハム・斎藤佑が15年9月16日以来、623日ぶりの復活星を挙げた。本拠地の札幌ドームでは14年9月29日以来、975日ぶりの勝利。万雷の拍手で迎えられ、笑顔でお立ち台に上がった。

 「うれしい…、うれしくはないですけど、長かったなあという感じです。すいませんでした」。ファンにわびながらも白い歯をこぼした。

 「一人一人、100%で集中して投げた」。1点リードの五回2死二塁。倉本に左前打を浴びるも本塁タッチアウト。安どもつかの間、リプレー検証に。ドキドキしながらベンチで祈り、判定が変わらず勝利投手の権利を手にすると、両手を叩いて喜んだ。

 昨季は未勝利に終わり、背水の覚悟でオフの自主トレに取り組んだ。千代大海や魔裟斗らを指導したケビン山崎氏を頼り、体のしなりをテーマに股関節から上半身に連動する投球フォームを徹底的に覚え込ませた。ウエートトレ偏重のメニューを脱却し、大みそかも練習に励んだ。「オフに取り組んできたことは間違いではなかった」と充実感に浸った。

 「1勝、2勝で終わるわけにはいかない。今日のピッチングを最低限に考えていきたい」。連敗を3で止めた右腕はチームを救う投球を続ける。

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