楽天G倒 パ首位の貫禄 16安打13点の猛攻

 「交流戦、楽天13-5巨人」(30日、Koboパーク宮城)

 G倒で痛快に幕開けだ。楽天が、セ界が誇る菅野をメッタ打ちにし、五回までに10安打を浴びせて引きずり降ろした。パ・リーグ首位の貫禄をまざまざと見せつけ、貯金を今季最多の19にまで伸ばした。

 「日本を代表するピッチャー。9イニングで2点取れたらと思っていた。打線が本当によく点を取ってくれた」。梨田監督は、愛弟子たちの“菅野撃ち”を手放しで称えた。

 初回のウィーラーの先制2ランが効いた。「あのホームランでいけるぞという雰囲気になった」と指揮官。1番・茂木から3番・聖沢の3人で計22球を放らせ、右腕を微妙に狂わせたところでの一発だった。

 そして「右打者にはどうしてもツーシームがあるから」と左打者を6人並べ、逆方向への打撃を徹底。着実に追加点を積み重ね、五回にはベテラン藤田が内角直球をとらえ、2015年8月29日の西武戦以来のアーチ。菅野を引きずり降ろすと、2番手・戸根からウィーラーがこの日2発目となるグランドスラムでとどめを刺した。

 この日の練習前、梨田監督が選手、コーチらに「ここまでいい戦いができている。交流戦18試合と短いけど、優勝を目標に戦っていこう」とゲキを飛ばした。改めて一丸となったチーム。視察した星野球団副会長にも頼もしい白星を届けた。

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