早実・清宮96号 130メートル特大弾 最終打席での1本にホッ
「高校野球・招待試合、美来工科7-5早実」(28日、沖縄セルラースタジアム那覇)
早実・清宮幸太郎内野手(3年)が28日、沖縄で行われた招待試合・美来工科戦で高校通算96号本塁打を放った。八回2死二、三塁から、下手投げ右腕のシンカーを捉える推定130メートルの特大3ランを右翼後方のネット上部に突き刺した。
茨城での関東大会後、3日間の学校の試験を挟んで沖縄入り。2試合で1安打だった前日は、宿舎の屋上で約30分の素振りを行い、修正を図った。練習不足を何とか補って結果を出し「沖縄に入っていい当たりが出ていなかった。最後の最後で1本出てホッとしました」と笑った。
地方の招待試合で放ったアーチは入学以来11発。これで6カ所目になった。この日は2試合目が雨天中止。結果的に沖縄での最終打席で約1500人の観衆の期待に応え「満足して帰っていただくのは、かなりモチベーションになっている」とうなずいた。
あと4本に迫った通算100号の節目は「意識しないというのはうそになるけど、自分の中ではそんなに変わりはない」と清宮。泰然と大台に歩を進める。