MLBがポスティング改定申し入れ NPBが12球団に報告

 日本野球機構(NPB)の機構理事会とプロ野球12球団の実行委員会が8日、都内で行われ、海外FAの資格を得る前にプロ野球選手が米大リーグへ移籍する際に利用するポスティングシステムについて、大リーグ機構(MLB)が改定への協議を申し入れたことが12球団へ報告された。

 13年に成立した現行制度は日本球団が2000万ドル(約22億6000万円)を上限に譲渡金を設定。支払う意思のある全ての大リーグ球団が選手と交渉できる。

 現段階では譲渡金の上限額を含め、大リーグ側からの具体的な提示案はなく、NPB・井原敦事務局長は「具体的な内容はこれから。向こうからの案を確認してからになると思う」と説明した。

 今オフに同制度で米大リーグ移籍の可能性がある日本ハム・大谷翔平投手へも影響を及ぼすと見られ、今後の話し合いが注目される。日本ハム・島田利正球団代表は「どういう提案か分からない。推測でコメントはできない」と話すにとどめた。

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