DeNA筒香、完全復活の今季初猛打賞 7点差から最後はヒヤヒヤ1点差星

 「DeNA10-9広島」(30日、横浜スタジアム)

 主砲・筒香嘉智外野手(25)の「つなぎ」がDeNA打線猛攻の呼び水となった。まずは初回2死一塁だ。広島先発・九里の直球を捉えて、鋭い球足での右前打で一、三塁と好機を拡大。相手暴投とロペスの中越え適時二塁打で2点の先制につなげた。

 続く三回無死満塁での打席では「みんながつないでくれたので、何としても(走者を)かえすんだという強い気持ちだった」と、右前適時打で追加点。意気消沈の九里に、ロペスが満塁弾を見舞い、試合の主導権を握った。

 そして五回の第3打席でも外角低めのカーブを拾い、またも右前へ運ぶ安打で今季初の1試合3安打。開幕から不調だった4番が、巧みな打撃技術で完全復活を印象付けた。

 わずかな感覚が打撃を狂わせ、わずかな感覚が復活へ導く。「昨日の(試合の)途中からです」とバットのグリップ部分に巻かれた白いテーピング。「感覚的なものですね」という筒香が、ベストな打撃を求めて試行錯誤を続けている証しだ。

 広島打線の反撃を受け、最大7点のリードが最後は1点差での逃げ切りも、首位・広島相手に2カード連続で勝ち越し。「(打撃の)感覚はだいぶ良い。このままやっていきたい」という力強い主砲の言葉は、勝利とともに、5月反攻への号砲となりそうだ。

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