プロ、アマ合同で組織される日本野球協議会に属する侍ジャパン強化委員会が２８日、都内で開かれ、同委員会内に代表の強化本部を設置する方針を固めた。５月１５日の日本野球協議会の幹事会で正式承認される見込みだ。

　同委員会の委員長を務める日本野球機構（ＮＰＢ）の井原敦事務局長は「強化委員会の中に強化本部を設置することを諮ると決まった。侍ジャパントップチーム、代表チームのサポートをしていく態勢を作っていく」と説明。強化本部には本部長と副本部長２人を置き、チーム編成や情報収集に携わる役割を果たすことになる。

　本部長、副本部長に関して井原事務局長は「条件付きはしていないが（担当業務の）内容を考えれば、そういう経験がある方じゃないとできない」と、幹事会で承認後、プロ球界ＯＢを中心に人選を進める考えを示した。

　この日は０４年アテネ五輪監督の巨人・長嶋茂雄終身名誉監督、０６年ＷＢＣ監督のソフトバンク王貞治球団会長ら、歴代の五輪、ＷＢＣ監督からのヒアリング結果も報告され、侍ジャパンの次期監督に関しては、引き続き同委員会で協議していくことを確認した。