日本ハム4年ぶり9連敗 栗山監督「俺の責任…」

 「ソフトバンク7-5日本ハム」(25日、北九州市民球場)

 期待の若手の活躍も勝利への起爆剤にはならなかった。日本ハム・松本剛内野手(23)がプロ1号を含む1試合2発と活躍したが、投手陣が持ちこたえられず逆転負けで借金13。今季のワーストを更新する13年5月以来の9連敗を喫した。栗山監督は「(松本は)素晴らしかったがそれだけでは…。勝たないと意味がない。俺の責任」と肩を落とした。

 連敗ストップへ向けて指揮官はこの日、実績にこだわらず状態のいい選手をスタメンで起用した。不調の田中賢を外し、23日・西武戦で2安打の松本をスタメンに抜てき。すると三回1死一、二塁で、千賀のスライダーを左翼中段へプロ1号の先制3ラン。さらに八回にも千賀から左中間へ2号ソロ。初対戦の相手を前に「積極的に思いきっていった結果です」。6年目の新鋭がチームに希望の光をともす活躍を見せた。

 帝京から11年度ドラフト2位で入団。将来の中心選手と期待されたが、5年目まで2軍暮らしが続いた。「同期が活躍してる姿に悔しい思いもした。自分も戦力になりたい」と連敗脱出の力になると誓っていた。

 連敗は止まらなかったが、チームは今季初の2試合連続2桁安打。また中田、大田らが戻り復調気配の打線は明るい材料。「つながったけど、そんなこと言ってる場合じゃない。勝たないと」。26日は栗山監督の56歳の誕生日。10連敗は阻止する。

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