日本ハム7連敗で借金11 中田23日1軍復帰で反抗なるか

 「西武9-1日本ハム」(22日、メットライフドーム)

 9失点は前日と同じ。攻撃陣は1点しか奪えず、連日の完敗に終わった。14年8月以来の7連敗で早くも借金11に膨れあがったが、日本ハム・栗山英樹監督(55)は「あした、しっかりやります」。そう話した後、帰りのバスへ乗る前に「まだ、始まったばかり。今からや。下を向いてもいいことはない」と巻き返しを誓った。

 故障者続出で貧打に苦しむ打線は九回に敵失で1点を返したのみ。2試合連続完封負けを免れるのがやっとだった。だが、泥沼の連敗が続く中、明るい材料もある。右内転筋を痛めていた中田が、23日・西武戦から大田とともに1軍復帰することが決まった。

 中田は最後の調整の場となったこの日のイースタン・DeNA戦(鎌ケ谷)で、2打数2安打1本塁打。第2打席は左中間スタンド後方の防球ネットを突き刺すアーチだった。復帰のメドが立ち「喉から手が出るほど欲しかった」と栗山監督は軸の復帰を喜ぶ。唯一無二の4番打者に、負の流れを断ち切る打撃に期待するしかない。

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