ヤクルト山中、巨人戦で熊本凱旋登板 震災から1年故郷励ます

 ヤクルトの山中浩史投手(31)が17日、地元熊本で開催される18日・巨人戦の先発登板に向け、意気込みを語った。熊本地震発生から1年。同県天草市出身で必由館、九州東海大、ホンダ熊本と歩んできた右腕。復興半ばの故郷を勇気づけるべく、今季初勝利でエールを送る。

 運命が引き寄せた。11日の中日戦が雨天中止となった影響で、先発ローテが変更。中5日での凱旋登板が巡ってきた。「偶然。たまたまです。楽しみにしている」と笑みをこぼした。

 「まだ、地震前には戻ってない」。オフに帰省した際、友人の自宅が全壊になるなど、変わり果てた町の様子に衝撃を受けた。16日は同郷の女子プロゴルファー・上田桃子が地元開催の大会でプレーオフの末に敗れ、涙をのんだ。共に「スポーツの力で(復興の)応援ができたら」との思いを強くした。

 この日は神宮外苑での投手練習に参加し、キャッチボールなど軽めの調整。得点圏打率・450を誇る阿部が4番に座る巨人打線に「走者をためてからの長打を防ぐ」と警戒。燕のサブマリンが熱い投球で、熊本を笑顔にする。

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