ドラ1山岡「楽しかった」プロ初登板初先発 オリックス逆転負けも手応え

 「オリックス2-3ロッテ」(13日、京セラドーム大阪)

 暗さはない。むしろ、生き生きとしていた。「楽しかった。プロ初登板は今日しかないですし」。帰りの車に乗る間際、かすかに浮かべた爽やかな笑み。オリックスのドラフト1位右腕・山岡泰輔投手(21)=東京ガス=が、初登板初先発で逆転3ランを被弾。結果はホロ苦かった。されど確かな感触をつかんだマウンドだった。

 緊張している気配はなかった。六回まで無失点投球。三回からの3イニングはいずれも三者凡退だった。悔やまれるのはT-岡田の先制ソロが飛び出した直後の七回。先頭の福浦に四球を与えるなどして無死二、三塁のピンチを招くと、細谷に低めの直球を左翼席に運ばれ、ここで降板を告げられた。

 それでも指揮官は新人右腕の投球に合格点を与えた。降板直後、山岡に声をかけた福良監督は「本人も慎重になりすぎたって」とベンチでのやりとりを明かし、6回0/3を5安打3失点の内容に「上出来」と評価した。

 今後はチームの日程に余裕があり、一度登録を抹消して、25日・西武戦からの6連戦中に再び1軍に戻るプランも。今回の反省点は必ず生かしていく。

 父・秀治さんら家族を球場に招待して臨んだこの日のデビュー戦。3日に秀治さんが49歳の誕生日を迎えた際は財布をプレゼントした。次回こそ、自らの初勝利を贈りたい。

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