巨人と育成契約を結び、球界に復帰した高木京介投手（２７）が２８日、川崎市のジャイアンツ球場を訪れた。

　野球賭博に関与したとして昨年の３月に１年間の失格処分を受けていたが、２７日に日本野球機構の熊崎勝彦コミッショナーから球界復帰を認められ、巨人と再契約。一夜明けたこの日は、スーツ姿で２、３軍の選手、スタッフを前に「この度は皆様にご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と謝罪した。

　その後、ユニホームに着替え、３軍の練習に合流。キャッチボールやノックなどで約２時間、体を動かした。ジャイアンツ球場を訪れたのは「１年２カ月ぶり」という高木京。「ずっと個人で（練習を）やってきたので疲れたというのはあります」と再出発の練習を振り返り「身の引き締まる思い。ここで野球をやらせていただくことへの感謝しかないです」と神妙な面持ちだった。