「オープン戦、ＤｅＮＡ４－１３ロッテ」（２３日、横浜スタジアム）

　ＤｅＮＡの先発は開幕投手に内定している３年目の石田。一回、先頭・荻野を空振り三振に仕留めたが、次打者の角中に中前へ運ばれた。ここは無難に切り抜けたが、二回、ダフィーに左中間席への４号ソロ弾を浴びた。

　ロッテの先発は涌井、石川、スタンリッジ、唐川に続く第５の先発が濃厚な西野。今季、抑えから先発に再転向して、この日が最終テストだ。

　一回、いきなり先頭・桑原に左前打された１死後、宮崎に右翼フェンス直撃の二塁打で先制を許した。三回には２死二、三塁で白崎に左前へ２点適時打された。

　石田は三回は３人で片付けたものの、四回に２本塁打された。無死からパラデスを歩かせると、鈴木に右翼席へ２号２ラン。さらに２死後、田村の中前打から中村に左翼席への１号２ラン。制球が甘くなったところを狙い打たれた。

　結局、石田は５回を３本塁打を含む被安打７で５失点。不安が残る投球内容となった。

　オープン戦１１勝１敗３分と絶好調のロッテ。七回無死一、二塁で荻野が六回から登板の２番手・熊原から中前に適時打を放った。

　八回には１死一、三塁で伊志嶺が三塁適時内野安打すると中村、荻野の適時打、さらに井上の右翼フェンス直撃の２点二塁打も飛び出して５点を加えた。

　西野は６回を被安打８ながら３失点。うまくまとめた格好だ。

　ロッテは七回に開幕１軍が決まっている新人の有原を起用した。南に変わる中継ぎとして期待される有原は落ち着いたマウンドさばきと制球力で三者凡退に抑えた。

　ＤｅＮＡは四回から六回まで０を重ねていたが、八回に白崎が内から右翼席に３号ソロを放った。

　ロッテは九回、伊志嶺が２点本塁打を放ち、加点した。