福岡大大濠・樺嶋2打席連続弾 ボール歴史館展示に「神ってる…」

 「選抜高校野球・1回戦、福岡大大濠6-3創志学園」(22日、甲子園球場)

 最高の舞台で「恐怖の8番打者」が本領発揮だ。福岡大大濠・樺嶋竜太郎外野手(2年)が大会史上12人目となる2打席連続本塁打を放ち、チームに待望の春の初勝利をもたらした。「フルスイングが自分の持ち味。先制本塁打がうれしい」と顔をほころばせた。

 二回の第1打席。左腕秋山の低めのスライダーを浜風に乗せた。左翼席への先制2ランで流れを引き寄せると、四回の第2打席は右腕難波の内角直球を再び左翼席へ運ぶソロ。1試合2本塁打も大会最多タイだ。

 その胸には「侍」の魂も宿る。中学3年時にU-15日本代表入り。野村(早実)、小園(報徳学園)らと「日本を背負って戦おう」と誓い、台湾代表などと対戦。「小園は甲子園、野村も神宮で本塁打を打った」。同学年の仲間の活躍も刺激にした。

 ホームランボールは「甲子園歴史館」に陳列されることが決定。本人は驚きのあまり、思わず小声でつぶやいた。「神ってる…」。初戦突破は果たしたが、本当の戦いはここから。「神ってる2年生」が初優勝を目指してさらに大暴れする。

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