侍・松井裕にカブス監督が“ラブコール”「左投手…」

 「練習試合、カブス6-4日本」(18日、メサ)

 WBC日本代表・侍ジャパンがカブスと練習試合を行い、4-6で敗れた。また、日本がE組1位として臨む21日(同22日)の準決勝の相手は米国に決まった。

 六回からマウンドに上がった松井裕樹投手(楽天)。1回1安打1失点だったが、対戦相手のカブス・マドン監督から“ラブコール”を送られた。

 先頭打者に初球を右翼芝生席へ運ばれ「やっぱり初球の入りですね。初球から勝負球のつもりで入れれば、と思います」と反省。しかし、次打者以降は安打を許さなかった。

 敵将は試合後の会見で「すべての投手がメジャーでも通用する」と侍投手陣を絶賛。「チームに欲しい選手は?」と問われると「左投手ですね。先頭打者に本塁打を打たれたけども」と真顔で話してから「これってタンパリングになる?」と言って笑いを誘った。

 昨季は球団108年ぶりのワールドチャンピオン。メジャー屈指の理論派として知られる同監督からの高い評価を伝え聞いた松井は「ホントっすか?」、「マジっすか?」と夢見心地。「にやけて(宿舎に)帰ります」と言いながら、満面笑みで帰りのバスに乗り込んだ。

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