オリ新助っ投コーク開幕ローテ当確 魔球ナックル鉄壁の捕手陣に“難敵”

 「オープン戦、ヤクルト3-0オリックス」(17日、神宮球場)

 オリックス新外国人のフィル・コーク投手(34)が6回2/3を自責点1の好投。福良監督は開幕ローテについて「5人には入る。十分でしょう。試合も作ってくれるし」と当確を明言した。

 初回、先頭打者の西浦に初球を右翼スタンドに運ばれるまさかの一発を浴びた。だが、そこからはメジャー通算407試合登板のベテラン。見事に切り替えて、走者を出しながらも無失点投球を続けた。七回に安達の失策などが絡み失点したが、評価は不変。コークは「ローテ入りはとてもうれしい。そのために日本に来た」と上機嫌だ。

 特に周囲を驚かせたのは五回にカウント1-2から大引へ投じたナックル。あまりの変化に空振り三振に仕留めながら、若月が捕逸し振り逃げとなってしまった。

 「あれは捕れないだろう。自分でもどのくらい変化するか予想できない。予知能力があれば別だけどな」と助っ投はニヤリ。昨季はチームでシーズン捕逸0というプロ野球新記録を達成した鉄壁の捕手陣に思わぬ“難敵”が現れた?

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