侍・中田 3安打5打点 本塁打は「狙って打った」

延長11回、2点適時打を放つ中田(撮影・出月俊成)
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 「WBC・2次リーグE組、オランダ6-8日本」(12日、東京ドーム)

 日本が延長タイブレーク制が導入された延長十一回、中田の2点適時打を勝ち越した。

 無死一、二塁からスタート。鈴木が送りバントで走者を進めると、中田が決めた。スタウフベルゲンに対して1ストライクから2球目、内角高めの直球を狙った。詰まりながらも打球は遊撃手の頭上を越え、レフト前で弾む。二走・青木も生還して、これが決勝タイムリーとなった。

 中田は二回に左翼線を破る二塁打を放つと、三回には3戦連発の3ラン。この日3安打5打点の活躍となった。

 中田は試合後のインタビューで、開口、一番「疲れました」と苦しい戦いを終え、本音をポロリ。決勝タイムリーの場面について、「バントを決めた鈴木から『あとは頼みました』と言われたので、ここは先輩として意地でも打ってあげないとダメだなと思ったので打ててよかった」と振り返った。

 バンデンハーク(ソフトバンク)から放った3戦連発となる三回の3ランについては、「バンデンハーク投手とはシーズンから対戦打率がすごく悪くて…。割りきってホームランだけ狙いにいきました。狙った一発?そうですね。気持ちよかったです」と会心の笑みを浮かべていた。

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