楽天森5回0封 「使えるボール」“岩貞カット”でローテ前進

 「オープン戦、楽天2-0日本ハム」(12日、倉敷マスカットスタジアム)

 わずか3日前に習得し始めた新球で、手応えをつかんだ。楽天・森雄大投手(22)は、持ち球に加えたばかりのカットボールを駆使し6奪三振。4四球を出しながらも5回を無失点に抑え、開幕ローテ争いに生き残った。

 「3日前から投げ始めたカットボールが効果的に決まった」。右打者への内角へ絶妙に食い込み、二回には松本、清水と連続三振。スライダーを投げる際に体が横に振れ安定しなかったことから、星トレーナーの提案で、体を縦に使うために新たに取り入れた。「使えるボールだったと思う」と納得の表情で振り返った。

 握りは持ち球としているチームメートに教わり、球の軌道は、同じ左腕の阪神・岩貞の動画をチェック。「右打者へ球筋のイメージとか、すごく参考にしやすかった」と、たった3日間でマスターしてみせた。

 梨田監督は、初回先頭からの連続四球に「課題だね」としたが、「いいボールもあったね。まずまず」と話した。し烈なローテ争いの土俵に踏みとどまった。

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