巨人・マギー「二塁」軽快 33度の守備機会で無失策

 「巨人春季キャンプ」(27日、那覇)

 巨人のケーシー・マギー内野手(34)が27日、投内連係やシートノックで二塁の守備に就いた。「試合の準備のために二塁に入るのは2009年以来」と振り返ったが、33度の守備機会で無失策と高い順応性を披露。「楽しめたし、集中していた。初日にしてはできたのかな」と安どの笑みを浮かべた。

 二塁手争いは現状、クルーズがWBC出場のため不在。若手では2年目の山本が右太もも裏を痛め別メニュー調整中と、抜けた存在がいない。加えてマギーが争う一塁・阿部、三塁・村田が順調に調整中。「二塁・マギー」は危機管理的な意味合いと、新たな攻撃オプション構築の意味合いがある。

 見守った高橋監督は「割と軽快にやっていた」と及第点を与え、井端内野守備走塁コーチも「十分でしょ」とうなずいた。この日は三塁手用のグラブで練習したが「本格的にやるなら(新調を)考えないといけない」とマギー。どこまでも献身的な姿勢で、チームのためにまい進する。

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