中日・ゲレーロ会心二塁打 投手の動画チェックが生きた
「オープン戦、中日4-1広島」(25日、北谷公園野球場)
四回の第2打席。岡田がフルカウントから投じた148キロの直球を右中間へ打ち返した。「真っすぐを2球、ファウルにしてうまくタイミングが合うようになった。それで仕留められたよ」。会心の二塁打に中日・ゲレーロは満足顔だった。
旺盛な研究心が生きている。スマートフォンを駆使し、日本の投手の映像チェックに時間を割く。この日に野村と岡田が投げることを事前に聞いていたそうで、前夜と朝に動画サイトで映像を確認した。土井打撃コーチも「日本の投手がどういう球を投げるか彼は研究している。あとは自信を持っていくだけ」と新助っ人の努力にうなずいた。
「チームを助けたいし、とにかくCSに行けるように力になりたい」とゲレーロ。優秀な3番の効果だろうか。今春の実戦連勝は、無傷のまま「6」まで伸びた。