巨人・岡本アピール3安打 積極打法が奏功

 「オープン戦、巨人3-5DeNA」(25日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 オープン戦敗戦スタートの中、若き大砲候補に光が差した。ここまでの実戦で10打数無安打だった3年目の巨人・岡本が3安打の大当たり。試合後、最後の最後まで室内練習場で打ち込んだ20歳は「10タコとか言われていたけど気にしていなかった。1打席目に打てたことが良かったと思う」と、滴る汗をぬぐった。

 積極打法が功を奏した。3安打はすべて追い込まれる前の3球目までに仕留めた。4打席目の左翼への大きな飛球も初球打ち。「何球も甘い球はこない。『一発目で仕留められるように』と二岡コーチに言われ続けてきたこと」。沖縄入り後、休みなく振り続けてきた成果を示した。

 今季から出場機会を増やすべく左翼の守備に挑戦。「まずは打たないと」と話してきた高橋監督は「これまでがどうというより、これからでしょ」と手放しで褒めることはしなかった。昨季は結果を残せなかったオープン戦での好発進。「今年ダメなら終わる」という覚悟が詰まった3安打だった。

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