侍・小久保監督、非常采配辞さず「全員が納得することはあり得ない」

 3月開催の第4回WBCに出場する野球日本代表「侍ジャパン」が22日、宮崎市内で行う強化合宿(23~26日)に向けて集合した。小久保裕紀監督(45)は宿舎で行われた全体ミーティングで、選手たちへ世界一奪還のために非情采配も辞さない覚悟を示した。

 米大リーグ・アストロズのキャンプ参加のため、3月2日に合流する青木を除く27人の侍が、宮崎市内の宿舎の一室に集結した。精かんな顔を見せる選手たちへ、小久保監督は熱い思いを述べた。

 「ここにいるメンバーで世界を取ることを強く心に誓って、これからの約1カ月間、ともに戦いましょう」

 約2週間後、3月7日のキューバ戦を皮切りに勝負の時が始まる。監督の言葉に、選手の表情も一層、引き締まる。その光景を指揮官は「WBCは特別。(選手の雰囲気も)特別なものを感じた」と満足げに振り返った。

 そして、その中で指揮官の覚悟も示した。「勝つためにすべての決断を下していく。全員が納得することはあり得ないが、最後の勝利だけがみんなを救えるものだという話はしました」と明かした。

 所属チームで主力を張る面々。だが、代表では控えに回る者、本職と違う役割を命じられる者と、さまざまな状況が想定される。すべては勝利のため、結果の責任は自らが負う決意の表れだ。

 キャンプ視察終了後は「(対戦国の)データもだいぶ上がっていたので、映像をチェックした」と準備を整えてきた小久保監督。頂点を目指す道を、力強い言葉とともに歩みだした。

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