張本氏 ハム大谷に手術のススメ「この状態では評論できない」喝!もあっぱれ!もなし

 「日本ハム春季キャンプ」(20日、名護)

 日本ハム・大谷翔平投手(22)が、3日連続で屋外フリー打撃やダッシュを行い、打者としての実戦復帰に向けて準備を進めた。そんな中、日本ハムOBで野球評論家の張本勲氏(76)がキャンプ視察した。

 この日は風速5メートルを超える強烈な逆風が吹きつけ、2日で柵越え計23発の大谷でも、45スイングで4発のみ。3日目で初めて場外弾が出なかったが「一日一日よくなっているところと、思うようにいかないところがある。よりいい打撃を目指したい」という。

 その大谷について、張本氏は「この状態では評論できない」とばっさり。「喝!」も「あっぱれ!」もないのは「本来、下半身をしっかりして打つものを足が完璧じゃないから遠心力で打っている。これでは評論できないから、早く治してほしい」という理由から。不完全な状態に意見することを避け、体調を気遣ったのだ。

 TBS系「サンデーモーニング」では、二刀流やメジャー挑戦には否定的な張本氏。右足首痛でWBC出場を辞退した時も、二刀流の取り組みが走り込み不足、故障につながったと持論を展開した。

 しかし、この日は「球団は怒るかもしれないが、早いところ(炎症の原因になっている骨片を手術で)取って治した方がいい」と本気で心配。大谷は「頑張ります」と、張本節に応えていた。

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