楽天今江、復活に手応え「本来は中距離打者」今季初実戦で適時三塁打

 「練習試合、中日4-1楽天」(19日、北谷公園野球場)

 楽天の今江年晶内野手(33)が19日、「4番・DH」で今キャンプ初実戦に挑み、2打数2安打1打点と結果を出した。ロッテから移籍して2年目。昨年10月に右肘のクリーニング手術を受け、リハビリを行ってきたため「実戦の場に立てたことが一番の収穫」と笑顔を見せた。

 初回は大野から遊撃内野安打。「キャンプで試行錯誤してきたことが形として出た」と自己分析したのは、三回2死二塁で小熊から放った中越えの適時三塁打だ。「近年はコンパクトに振っている部分があったが、本来は中距離打者。もっと二塁打を打てる、と今キャンプでは大きくタイミングをとってしっかり振ることをやってきた」と言う。

 昨春のキャンプは直前に左ふくらはぎを痛めて出遅れた。シーズンは89試合に出場して打率・281と数字は残したが「チームも個人としても悔しい思いをした。今年こそしっかり働いてチームに貢献したい」と思いは強い。今後は実戦での守備機会で右肘の状態を確認し、開幕へ万全を整える。

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