巨人・由伸監督、愛のムチ347本 1時間ノック!主力3人思い受け止めた!

 「巨人春季キャンプ」(16日、那覇)

 巨人・高橋由伸監督(41)が16日、全体練習後の特守で野手に初めてノックを打った。坂本勇、阿部、村田に振るった“愛のムチ”は約1時間で計347本。監督就任直後の15年秋季キャンプで内海ら投手陣に打って以来2度目のノッカーを買って出た。3年ぶりVへ、熱い思いを白球に乗せてチームの主力3人にぶつけた。

 最高気温21・6度の青空の下、背番号24は井端内野守備走塁コーチと交互にノックを浴びせ続けた。一塁・阿部、三塁・村田、遊撃・坂本勇に向かって、右へ左へ計347球。3人の息が上がっていく中、笑顔も見せて「捕るのも疲れるけど、打つ方も疲れますね」と満足げに語った。

 3人の特守は宮崎1次キャンプ時に決定。その際に「じゃあ打つか」と、指揮官自らノッカーに名乗りを上げたのがきっかけだった。主力3選手の順調な調整ぶりを自身の手で再確認した。

 「彼らが元気だとチームには大きな存在なので。まだ完全に仕上がった状態ではないと思うけど、例年よりきっちり自覚を持って動いてくれている」

 3人とも高橋監督の“愛”に呼応するかのように好プレーを連発。貴重な指揮官のノックでユニホームを泥だらけにした村田は「愛情だと思って、しっかり受けさせてもらいました」と感謝。坂本勇も「疲れました。ああいう練習も必要だと思った」と振り返った。

 沖縄2次キャンプは第1クールが終了。18日からの第2クールは対外試合が組まれている。「味方ではないので、やりやすいところもあると思う。やってきたことを見させてもらいたい」と高橋監督。V奪回に向けて、この日の指揮官の熱はチーム全体にも活力を与えたに違いない。

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