福本豊氏 T岡田よ恐怖のTになれ!器用すぎるオリの主砲に「ドシーンと!」
「オリックス春季キャンプ」(14日、宮崎)
OBで野球評論家の福本豊氏(69)が、臨時コーチを務めた。約8時間に及ぶ熱血指導を終え、最下位脱出へのキーマンにT-岡田を指名。「怖さがないよね」と“恐怖のT”への進化を求めた。
敵を震え上がらせろ-。T-岡田の話題になると福本氏のテンションが上がった。「(追い込まれても)ドシーンと。ホームランバッターなんだから」。器用であるが故、投手有利のカウントになると安打狙いの打撃になることを“悪”と指摘した。
持ち味を存分に出してほしい。福本氏は今回の臨時コーチに臨むにあたり、福良監督からT-岡田への指導を注文されていた。この日は細かな技術指導こそなかったが“弟子”のロングティーなどに熱視線を送った。
期待が大きいからこその助言。間接的に伝えられた福本氏の言葉にT-岡田もうなずく。「最近、みんなに器用すぎると。確かにそう言われると…」。1月の合同自主トレでイチローからも「本塁打打者なのに器用」と指摘されていた。先輩たちの助言にはバットで応えねばならない。
通算盗塁数の日本記録保持者が後輩へ込めた思い。「(追い込まれても)ドシっと構えて。(その方が)相手は怖いんや」。チームを最下位から脱出させる豪快な打棒を楽しみにしている。