オリックス・福良監督怒った 4年目・園部 太りすぎでいきなり2軍降格

 「オリックス春季キャンプ」(1日、宮崎)

 オリックスは1日、宮崎市の清武総合運動公園野球場でキャンプイン。福良淳一監督(56)は初日から体重オーバーが目立ったプロ4年目の園部聡内野手(21)にいきなり2軍落ちを通告する非情指令。最下位からの浮上を目指すチームは厳しさを前面に打ち出した。2日から代わって伏見寅威捕手(26)が昇格する。

 福良監督の会見は和やかに進んでいた。新外国人ロメロの打撃に「期待できますね。雰囲気もある」と目を細め、チーム全体について「目の色が違う。変わってきた」と手応えを口にした。これで終了と思われたその時、自ら口を開いた。

 「園部を2軍に落とします」

 凍り付く周囲。指揮官の表情は一変していた。

 「あの体重では無理。体を大きくしてキレがあるならいい。キレまでなくしたら大きな故障につながる。プロとして失格。考えが甘い。きょうゲームがあったら出られるか?と聞いたら“できません”と言う。(2軍で)コンディショニングからやり直させます」

 その目は怒りに満ちていた。園部は昨季、1軍デビューし、プロ初本塁打などを記録。和製大砲として大きな期待を寄せ、1軍キャンプに抜てきした。中島、モレルらと一塁を争うはずが、それ以前の問題だった。

 練習中の動きから異変に気づき、全体練習後に監督室に呼び、通告した。その後に予定されていた特打も召し上げられ即刻、荷物を2軍の第2球場へ運ぶハメに。園部は「動きが悪かった。(2軍行きは)仕方ないですね。3、4キロ増えてました」と反省しきり。練習後は2軍宿舎へ引っ越した。

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