ハム大谷 発熱ダウンで“リタイア第1号”2・1ブルペン入りも見送り

 日本ハム・大谷翔平投手(22)が29日(日本時間30日)、アリゾナ到着から一夜明け、発熱でダウン。合同自主トレ参加を急きょ取りやめ、“リタイア1号”となった。自主トレ2日目の30日(同31日)はグラウンドに姿を見せたが、両足の張りで投手調整の遅れが懸念される中、体調不良も重なりさらなる遅れが心配される事態となった。

 栗山監督ら首脳陣が視察に訪れたアリゾナでの合同自主トレ初日。大谷はチームを離れ、ただ一人、練習に参加しなかった。球団トレーナーは「熱が出たので休むことになりました。移動の疲れがあったのかもしれません」と説明した。

 チャーター機でアリゾナに到着した28日の夜、体温は38度5分まで上昇。一夜明け、この日朝は37度2分まで下がったが、大事を取って宿舎で静養した。

 成田からアリゾナまでの約10時間の飛行機移動による疲労や、砂漠気候特有の乾燥した空気、寒暖差など環境の変化が体調を崩す要因となったようだ。29日の気温も早朝の最低気温6度から日中は23度まで上がった。

 これまでも大谷は年に数回、風邪の症状で練習や試合を休んでいる。過去のキャンプでも精彩を欠く二刀流に「バカヤロー」発言を繰り返してきた栗山監督。今回も「まあ、いつもあることだよ」とぶ然と答えたが、キャンプに入ってからのリタイアでないことを前向きに捉えた。

 ただ、安心してはいられないのも事実だ。飛行機での移動日を含め、丸2日間練習を休んだことは今オフにはない。24日の千葉・鎌ケ谷での自主トレ中に両足の軽い張りを訴え、アリゾナキャンプ中の実戦登板回避が決定的だが、さらなる練習メニューの変更を迫られることも考えられる。

 「全力でできないなら(練習を)やらせない」と栗山監督。2月1日のブルペン入りも見送る見通しで、短い期間でどこまで取り返せるか。前途多難なアリゾナでの船出となった。

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