日本ハム・中田、侍ボディー完成「筋量維持しつつ体重7、8キロ落とした」
日本ハム・中田翔内野手(27)が21日、千葉・幕張メッセで行われた「ニッポンハムグループ展示会」に出席し、3月のWBCに向けて“侍ボディー”が完成したことを明かした。米国ハワイでの自主トレから20日に帰国。順調な仕上がりに自信をのぞかせ、世界一奪還への決意をみなぎらせた。
常夏の島でオフモードを一掃した。真っ黒に日焼けし、より威圧感が増した27歳。約2週間のハワイ自主トレを振り返り「密度の濃い練習ができたね。シーズン終わりから体重が7、8キロは落ちた。筋量は維持しつつ、今は100キロないかな。体重はベストだね」と、はにかんだ。
現地ではトレーナーを務めるケビン山崎氏の指導を受けながら肉体を磨き、阪神・西岡ともトレーニングに励んだ。「剛さん(西岡)にもお世話になったし、いつもと違って仕上がりが早い。打ち込みも去年の倍以上はできている」と、充実の表情を浮かべた。
見据えるのは世界一奪還だ。13年の前回WBCでは、野手最年少でメンバー入り。スタメンで7試合中6試合に出場したが、打率・286、0本塁打、2打点。チームは準決勝でプエルトリコに敗戦した。当時を知る経験者として「やり返すくらいの気持ちでやる。選ばれたからには小久保監督を喜ばせるようにやっていく」と、力を込めた。
今大会ではDeNA・筒香とともに、左右の長距離砲として打線をけん引する活躍が期待される。「これから打ち込む期間もある。集中してやっていきたい」。悲願達成へ、万全の態勢を整える。