オリックス育成新人・中道が合同自主トレ参加へ 難病で自宅療養中も症状安定

 厚生労働省指定の難病「潰瘍性大腸炎」を発症したオリックスの育成ドラフト5位・中道勝士捕手(22)=明大=が11日、都内で行われたNPB新人研修会に参加した。症状が安定していることから12日に青濤館へ入寮し、13日からは新人合同自主トレに参加することになった。

 発症後、初めての公の場。「順調に回復しています。(病気を)言われたときはショックでした。まったくピンと来なかった。今は慌てても一緒なので、できることをしっかりやろうと思っています」

 昨年末に体調不良を訴え、西宮市内の病院で検査して病気が発覚。その後は奈良県の実家で静養に務めてきた。当初は入寮を取りやめ、2月の春季キャンプも参加しない方向だった。

 この日は研修の中で元DeNAの三浦大輔氏が講演で現役時代に肝機能不全で苦しんだ話を聞いた。「あらためて体の大事さを知りました。(今後は)球団の判断にお任せします。自分でできることを全力でやろうと思います」と前を向いた。

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