オリックス福良監督 若手にイチローに弟子入り指令「見るだけでも勉強に」
オリックス・福良淳一監督(56)は31日、若手選手に対してマーリンズ・イチロー外野手(43)への弟子入り指令を出した。
「なんでイチローのところに行かないのか。見るだけでも勉強になる。見るぐらいで邪魔になんかならない」
神戸市内で自主トレを続けているレジェンド。若手が練習する青濤館からはそれほど離れていない。直接指導を受けなくても、動いている姿を見るだけで刺激になるはずだというわけだ。
12月中旬には指揮官自身もイチローと再会し、旧交を温めた。
「チームのことをよく知っていた。『なんで福良さんが倒れる前に田口さんが倒れるんですか』って笑っていたよ」
シーズン途中に田口2軍監督が体調不良を訴えて入院したニュースも知っていた。それだけかつての古巣を気に掛けているということ。
イチローに対しては例年、新人選手が合同自主トレの際にあいさつするのが恒例となっているが、新人には限らない。変化のきっかけを求める者は遠慮なく会いに行け。伝説の男がOBという他チームにない特別な環境。このチャンスを生かさない手はないと指揮官の言葉も熱くなっていった。