高知大会Vの中村など選出 センバツ21世紀枠候補
日本高野連は16日、第89回センバツ高校野球大会の21世紀枠候補9校を発表した。四国地区から高知大会を制した中村が選出され、部員12人で準優勝を果たし「二十四の瞳」と称された1977年以来、40年ぶりの出場が視界に入った。来年1月27日に開催される21世紀枠特別選考委員会で、出場する3校が決まる。
中村はベンチ入りメンバー16人ながら、秋季高知大会で明徳義塾を撃破。四国大会では初戦で英明に延長十三回の末に惜敗したが、実力的にも申し分ない。
所在地の高知県西部は急激な少子化に悩まされており、練習試合を行う場合は片道5時間以上をかけて日帰りで遠征する。地理的なハンディを克服する生徒たちを地元も一体となって支援しており、40年ぶりの聖地へ大きく近づいた。